​小林我塾

議論先導者:小林和也(北海道大学 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター博士研究員)

小林 和也(こばやし かずや)

北海道大学文学研究科修士課程修了 修士(文学)。もともとの専門は哲学・倫理学(中でもミシェル・フーコーの権力論)。現在は学内の反転授業・オンライン授業のための映像教材制作に携わっている。また北大から配信する大規模オンライン講座(MOOC)の企画・運営を担当。業務上の研究分野は教育工学だが、業務を超えて哲学を用いた活動を模索中

「政治」とは何か。
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この国では長い間、「政治」とは何かとか、「政治的」「政治的なもの」ということがわからなくなっている、はっきりと意識されていないのではないかと、敢えて問題提起したいと思います。デモを批判する人は、昨今のミャンマー情勢についてどう語るでしょうか? 難民を長い間留置することはなぜ許されているのでしょうか? 「右でも左でもない普通の日本人」は、その範囲を定めている点で十分に政治的じゃないのでしょうか? 政治ではないという触れ込みのもとで政治が進行しているとしたらどうでしょうか? これはつまり政治が分からないけれども、政治が存在していることはわかるという状況かもしれません。ここから政治を認識していくためにはどうすればいいか。前回の私の我塾での議論を引き継ぎつつ、方法として、政治と選挙の違いについて、意思決定の問題(また、その到達点としてロボットによる意思決定の問題)を論じたいと思います。