​小林我塾

議論先導者:小林和也(北海道大学 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター博士研究員)

小林 和也(こばやし かずや)

北海道大学文学研究科修士課程修了 修士(文学)。もともとの専門は哲学・倫理学(中でもミシェル・フーコーの権力論)。現在は学内の反転授業・オンライン授業のための映像教材制作に携わっている。また北大から配信する大規模オンライン講座(MOOC)の企画・運営を担当。業務上の研究分野は教育工学だが、業務を超えて哲学を用いた活動を模索中

虚構と現実
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ゲームをやりすぎたり本を読みすぎたり、フィクションに耽溺しすぎては虚構と現実を混同してしまうのでよくないと言われてしまいます。しかし虚構と現実を混同すると一体何がよくないのでしょうか。虚構と現実を分かつ時、一体何が起きているのでしょうか。その区分を設ける動機になっているのは、現実や虚構の身分の差そのものではなくて、そもそもあることをよいとして、あることを悪いとすることにあるかもしれません。しかし、もしそうだったとすれば、人は自分で予め現実(何がいいのか)と虚構(何が悪いのか)を分かっていたことになります。ではその区分はそもそもどのように決定されたのでしょうか?
 

今回、何が虚構で何が現実なのか、また両者を混同すると何がよくないのか列挙することはやりません。むしろ
・言葉と幻想の問題=フィクションの中のフィクション的なもの
・一体何がこの区分を可能にしているのか?
・この区分を設けることで何をやっているのか、何の役にたっているのか?
を皆さんと一緒に考えるということになります。

一般社団法人 未来思考学会

 

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