皷谷我塾
議論先導者: 皷谷 直紀(健康科学・障害学専攻 米大学生) 

皷谷 直紀(つづみたに なおき)

1996年生まれ。生まれながらの小児アレルギー児としてアトピー、喘息、食物アレルギーを発症。現在も食物アレルギー持ち。斉藤公子監修の保育園からオルタナティブ教育の一つであるシュタイナー学校に12年間通い、アメリカ留学へ。現在は2つの大学で健康科学と障害学を学修中。研究テーマは「”食べる”という行為が人間形成やコミュニティ形成に影響するのか?」と「”食”は社会的障害を取り除く仕掛けになるか」。最近の関心は「社会モデルとしての食体験」をガストロフィジックスの観点から考えること。その他、学生団体を3つ(食、環境、留学)や学外ゼミの運営、学会幹事、社団法人の立ち上げ等の課外活動にも取り組み中。

 

多様性とは何か?〜今本当に求められている“多様性”の探究と検討〜

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近頃ずいぶんと多様性という言葉が聞かれるようになってきましたが、一方で少しインチキくさい概念だと思っている人もいるのではないでしょうか。それはこの多様性という言葉が都合良いものと感じているからという人も少なくないでしょう。多様性の重要性は多くの人が納得出来る一方で、多様性を認めないという多様性を排除することに代表されるように、自分たちに都合の良い部分にだけ多様性という言葉を使用し、対話を放棄している場面を目にした事がある人も少ないでしょう。今回は、多様性が重要視されるようになった歴史を踏まえつつ、社会の中での定義の変遷を辿りながら、“多様性”という言葉の中に隠れてしまっているダイバーシティ&インクルージョンという概念、Equity(公平性)という部分の可能性と役割、さらにはD&Iな社会におけるインクルーシブの重要性等について皆さんと考えていけたらと思っています。