安藤我塾
議論先導者: 安藤 元博(株式会社博報堂 常務執行役員) 

安藤 元博(あんどう もとひろ) 

株式会社博報堂 常務執行役員 

博報堂において、多くの企業の商品・ブランド開発、広告およびプロモーション施策に従事。ACCグランプリ、Asian Marketing Effectiveness他受賞。カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバル等の審査員を歴任。著書『マーケティング立国ニッポンへ-デジタル時代、再生のカギはCMO機能』(共著)等。 

会社員としての仕事の傍で2012年から東京大学大学院学際情報学府に所属(社会情報学)。2015年修士課程修了生総代、学際情報学府専攻長賞。2021年3月博士後期課程満期退学。現在、博士論文(『価値創造する市場——情報ネットワーク化による機能進化』)提出準備中。 

 

「価値」はいかにうまれるのか 

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私たちは資本主義社会に生きている、とひとまずは考えることができます。それは財産を私有しそれを自分の意思で自由に使える社会であり、結果、市場での「商品」交換が社会の主要な部分を構成する社会です。 

多くのものが「商品」として市場交換の対象となる(お金で買える)、ということはおおきな自由をうみますが、同時に、さまざまな問題が生じている、という見方もあります。資本主義の負の側面としてよくとりあげられる、独占、環境負荷、不公正、不道徳…といったテーマですね。 

 

市場は誰からも強制されない「価値交換」の場です。ではなぜ、これらの問題が生じている(と考えられている)のでしょうか。その謎を解く鍵をみつけたいと思います。そもそも経済社会で扱われている「価値」とは何でしょうか。そして私たちがふだん考えている「価値」とは、社会における「価値」とは何でしょうか。それらはなにが違う、あるいは同じなのでしょうか。私たちが求める「価値」はいかにうまれ、育つのでしょうか。「市場」はこれらの問題に答えることはできないのでしょうか。 

 

過去の我塾、1月の大橋奈菜さんの「価値とは何なのか?」や5月の田中邦弘さんの「膨張する社会」での議論もふまえ、ぼくなりの仮説も出しながら、いろんな観点、立場のみなさんとディスカッションできればと思っています。楽しみにしています。ご参加をお待ちしています。