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第5回小林(和也)我塾(2025年7月31日)
議論先導者:高津遥

《プロフィール》

株式会社TETSUGAKU代表。北海道大学文学研究科修士課程修了 修士(文学)。専門は哲学・倫理学(中でもミシェル・フーコーの権力論)。北大OECでの教育工学研究を経て、起業。哲学コンサルティング、セミナー運営などを行う。

《テーマ》​

「現在とはなにか」

《アブスト》

8月の我塾では石黒先生が登場して「未来」をテーマにディスカッションします。今回それに向けた助走として「現在」をテーマに議論してみたいと思います。哲学者のフーコーは自分の仕事を振り返って、我々とは何かを問う「歴史的存在論」を自分は探求していたのだと晩年語っていました。そしてそれは詩人ボードレールとカントが「現在とは何か」と問いを立てたことに由来するとしています。同様にボードレールに影響を受けたベンヤミンは、現在に過去と未来の両方を見出す特異な弁証法理解によって、未完の近現代論『パサージュ論』を構築しようとしていました。

そこで今回、現在とは何かを考えるにあたって、今回ベンヤミンの『パサージュ論』を取り上げ、その中での万博についての記述や、「現在」を問う哲学史について紹介し、さらに三島由紀夫と庵野秀明、そして先ごろ放送終了した『機動戦士ガンダム ジークアクス』の話を例にとり、我々の現在について皆さんと議論したいと思います。

一般社団法人 未来思考学会

 

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